Power Board 関連ファイル( ドライバ 、リファレンスなど
)
BIOS FLASHUP や リファレンス/診断 ディスク、ドライバ類など
REPLY製品の関連ライルは Arden
Tool で入手可能です。
モデル 70/80 ( PS/55でいうと 5550/5570 に相当
)用には他にも TURBO BOARD、 REPLY OEM PLANAR などがあります。 私は ジャンクのPowerBoardをマニュアル付きで入手したのですが
( モデル80用はオリジナル、 モデル70用はコピー )、これらのマニュアルにはそれぞれ明確に
モデル60/65/80用、そしてもう1冊はモデル70用と記されています。 従ってこのセクションでは
SIMM ソケット4口のものをモデル60/65/80用の POWER BOARD と呼び、 SIMMソケット3口のものを モデル70用 のPowerBoard と呼ぶこととします。
REPLY BOARD全般については
こちら
をごらん下さい。 各種ボードの線画も揃っています。
Model 60/65/80用 PowerBoard ( 5570 )
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J1 パワーコネクタ
J3 Keyboard
J4 Mouse
J11 Parallel
J12 Serial
J13 Video
J14 VGAEnable/Disable
J15 SPEED
J16 CMOS
J18 Speakerコネクタ
P1/P2,P4~P7 32bit スロット
P3 16bit スロット
P8 AVE 32bit
スロット
U1 S82078-1B (
L4480900 )
U7 Socket 3 ZIF
U17 IC DESIGNS 2028SC-B
U20 Dallas DS1387
U22 APPIAN ADI/2
U23/29 FLASH 0214901/14801
U24 71G0438
U26 OSC 22.118MHz
U36 10G4672
U44/45 02-17100/17000
U46/51 Additional VRAM socket
U50 CIRRUS LOGIC
CL-GD5434-HC-C
U58/59 VRAM SEC
KM416C256BJ-6
U31 SIMMソケット #4
U39 SIMMソケット #3
U40 SIMMソケット #2
U41 SIMMソケット #1
Q1 FR014
Q2 LT1085
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Jumper Block
Model 60/65/80用
J14 VGA
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1-2 システムボード上の VGA 有効 ( CL-GD5434 )
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2-3 システムボード上の VGA 無効
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J15 speed |
ON = 25/50/75MHz |
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OFF = 33/66/100MHz
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J16 CMOS
Password ByPass
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ジャンパーをセットされている位置から反対側にセットすることにより CMOS
に保持された構成はクリヤされます。
次回 CMOS構成をクリヤするまでジャンパーはその位置のままにします。 |
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Model
70
J11
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14.318
クリスタルの隣に設置されています。
基盤にはなんら指示がありませんが、このジャンパが モデル80 POWER BOARD の
J15 と同じ働きをします。
ON = 25/50/75MHz
OFF = 33/66/100MHz
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J14
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CMOS/
Password ByPass; モデル80 POWER BOARD
の
J16 に同じ。
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モデル70 P/B には VGAの
Enable/Disable ジャンパーがありません。
これはシステムボードにMCA拡張スロットが
3スロットしかないことを考慮すると妥当な設計であると言えます。(
REPLY ボードは CL-GD5434
という当時としては比較的高成能の VIDEO CHIP
を搭載しており、 敢えて 他の VIDEO ADAPTER
を選択する必要は無い )。
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CPU
PowerBoard は DX2-50 から
DX4-100 まで、そして 5x86 や PODP に対応しています。
DX4-100 あるいは Cyrix5x86
は 3V系の CPU ですが、これらを使用する場合でも インターポーザーと併用する必要
はなく、システムが CPU I/O電圧
を自動で変更します。
AMD の5x86-133 (あるいは一部のCyrix5x86)を4倍速で使用する場合は4倍速設定可能なゲタを併用する必要がありますがWindows
98(日本語版)ではまともに起動できませんでした。
POWER BOARD のBIOSは Cyrix
CPU に焦点が合わされているようで Cyrix 3倍速 CPUとはとても相性が良いように
思われます。
マニュアルによる CPUに関する記述
「 486SX/2-50 *1
486DX/2-66, 486DX4-100 ( 発注時の標準オプション )
と将来の互換オーバードライブCPUをサポート」
注 *1
SX2/50 はモデル80用マニュアルには記載無し。
Cyrix5x86
ZIF ソケットに単独でセットし
(ゲタ無し ということ )、 J15 のスピードジャンパーは オープンにする。
DOS、 Win3.1、Win9x、NT4
そして OS/2 を使用する場合は L1キャッシュ の WB機能を有効にすると同時に
Cyrix 独自の高速化ロジックを有効にするキャッシュイネーブラーを併用すると
Cyrix 5x86の能力を最大限に引き出すことが可能となります。
EVERGREEN社が提供する et9603.exe
には これらのOS用のユーティリティが含まれています。
このユーティリティは現在は
EVERGREEN社の WEBサイト には見当たりません。
M80
P/B で効果的な et586.exe の設定
INSTALL=C:\ETI\ET586.EXE /PCR0=2 /CCR2=56
/CCR4=1D /PMR=3 /WBE
"/PMR=3"
と "/WBE"コメントは省略しても大丈夫です。
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AM5x86/133-ADZ
am5x86-133を使用するには既に書きましたように
4倍速設定可能なゲタとの併用が必要です。 POWERLEAP の PL586 や 他の日本製ゲタで試しましたが
DOSや Win95下での ベンチマークではかなりの数字をたたき出します。
数値的にはは、Cyrix
5x86に差をつけますが実際の使用上はそれほど大きな差はありません。
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PODP5V83
(
PODP or POD )
特に問題なく動作します。
PS/2関連のNEWS GROUPでは L2 キャッシュ使用時の問題、あるいは L1をWBにしたときの問題が報告されていますが、
PC720 の 128KB L2 スーパーキャッシュ を併用した限りでは特に問題は見当たりませんでした。
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EIDE interface
以前に NeoInteractive のサイトに掲載されていた
PowerBoard 関連 FAQ で、「 PowerBoard はATAPI CD-ROM をサポートしていない 」 と記載されていたように記憶していますが、SONY
のCDU-511 8倍速ドライブは何ら問題なく使用することができました。
SIMM
最大搭載量は 64MB に制限されています。 実際にそれ以上を搭載してもシステムは認識しません。
Video
オンボードの CL-GD5434 はそこそこ高速なCHIPです。
VRAMは標準で1MBですが 追加VRAM用のソケットが用意 されており、簡単に2MB化ができます。 GD542x、 5430
と異なり 2MB化で速度的にも改善されます。
L2 Cache
REPLY社による L2 オプションはかつてはあったようですが...。
USでは IDT社製のキャッシュモジュールが入手可能 なようです。
日本で入手可能なものは前出の
PC720用 128KB スーパーキャッシュ しかないのではないかと思います。
P/B and SCSI /A
IBM SPOCK SCSI
特に問題があるとは思われません。
Win95 で純正SCSIを使用する場合はオンボードのEIDE インターフェースに一切
IDE DEVICE を接続はせず、全てSCSI 機器で構成します。 これは双方が IRQ 14
を必要とし衝突を起こすのですが、いずれも他のIRQを使用することができないためです。
IDE をメインにして SCSI機器を足す という場合は
FutureDomain や BUSLogic などの IRQ 14以外で使用可能な SCSIアダプタを選択する必要があります。
F/W SCSI-2/A ( Corvette )
たぶん F/W SCSI-2 を使用することはできません。
AHA 1640
何度やっても構成できませんでした。. 単に当方の技量不足かもしれません。
Future Domain MCS700
試していませんが大丈夫である旨読んだような気が....
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MS-DOS compatibility mode under Windows 95;
IBM SCSI を使用していないにもかかわらず MS-DOS compatibility
mode になる。
Windows95がIDE MCA機に自動でアサインするリソーステーブルは正しくありません。
この問題を解決するにはDEVICEマネージャーで IDEコントローラーのプロパティを開き設定されている「1番」の構成 (IRQ 15番固定で変更不可能 ) を IRQ=14が規定されている
「0番」 に変更した上でリブートします。
これで EIDE は正しく構成され32ビットディスクアクセスが可能になります。
Windows 95以外の
OS との互換性
Windows98
ODPRDX4-100, AMD5x86、PODP は IDE DEVICE を使用しない場合でも
純正SCSI アダプタを
正しく構成できない。 これは解決不可能です。 PowerBoard
に限った問題ではありません。
唯一の方法は CPU を Cyrix5x86(
x3 モデル ) に変更することです。
理由はわかりませんが Cyrix 5x86 ならば純正SCSIを使用しても大丈夫でした。
しかしながら...
IBM 純正SCSI 抜きでは どのようなCPUでも利用可能ではあるものの、
何故か 4倍速 で使用するとまともに起動 できなくなります。 ゲタの問題ではないと思います。
Cyrix でも不可能でした。
CL-GD5434 はWin98下で何ら問題なく動作します。
TokenRing /A はストリーマー系はテストしておりませんが通常のものは問題ありません。
OS2
私自身は PowerBoard でOS/2 をインストールしたことはありません。
NIFTY のMCA FORUM にWARP 4 はインス トール時にクラッシュするという報告がありました。
しかし、PS/2 NEWSGROUP には以下のコメントがありました。(
原文で引用 )
"I run Warp 4 + FP15 successfully on
several PS/2-80 machines with Reply
Powerboards, each with a
Cyrix-586 processor and 64 Mb of memory. No
problems, they all work very
well. Despite the larger footprint of Warp 4
over Warp 3, I prefer the updated
Warp 4 UI and the ability to run the latest code. "
NT4
問題ありません。
ET9603.exe
には NT4用のキャッシュユーティリティ et586nt.exe
も含まれています。
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速度は速くなる、ビデオは高速になる、メモリは64MBまでOK、EIDE
ハードディスクが使える、などなど いいことづくめ のように思える PowerBoard ですが、REPLY社の品質管理それほどよくなかったと見えてけっこうな数の不良品もあったようです。 MCA 関連の製品で不良品 はあまりないと思いますが、REPLY製品はMCA的観点では完成度にやや難有りという印象を受けます。 あたりの製品だとバッチリですが
ハズレもある というところ。
Clock Up
モデル70 (PS/55 5550用 )の場合は 33MHz から 40MHz にクロックアップすることが可能です。
ただし小さなパーツの足上げ 作業が必要です。こちら
をごらん下さい。
モデル 80 の場合は該当する CHIP の型番/製造元が異なります。
推測でやりかけたら PIN が折れてしまいました。 幸いも動作に影響はありませんでしたがクロックアップは諦めました。
PS/55 Index
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