PS/55 SERVER系 PROCESSOR COMPLEX 

 

ページ内の Processor complex の線画は Louis Ohland氏によるPS/2  Processor complex を基本にリアレンジしています。 
Model 9595 及び PS/2 についてはArden Tool Processor Comples Identification  でご確認ください


 
FSB Stock CPU P/N FRU P/N EC PS/2 EQ
5560-W0 25MHz 486DX-25 79F0087 C63943C Type 1-J
5560-W1 25MHz 486SX/25
  (+ ODP50 )
07G0460 95F4299 Type 2-H
5560-W2 25MHz 486DX2/50 07G0460? Type 2-H
5560-N 33MHz 486DX2/66 35G2951 35G2765 ----
5580-W0 25MHz 486SX2/25 
 (+ ODP50 )
Type 2-H
5580-W2 25MHz 486DX2/50 54G1538 54G1540 Type 2-L
5580-Y 33MHz 486DX33 79F2458 Type 1-K
Tyoe-A UPGRADE  33MHz 486DX2/66 66G1087 ----
8595-J 50MHz 486DX-50 Type-3




 


 

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5560用 Processor complex (CPUボード )comparing chart  もご覧下さい ) 
  


25MHz系
P/N 79F0087,  EC C63943C  80486DX-25MHz.    
5560-W0   

 

U1    57F2194 Memory Controller
U13  ROM P/N79F0181
U79  CPU
U18  78F1659 DATA IFace/Buffer (RAM)
U19  78F1659 DATA IFace/Buffer (RAM)
U27  78F1659  DATA IFace/Buffer (MCA)
U28  90X8134  DMA Controller
Y1    20MHz    ( Local BUS)
Y2    25MHz    ( CPU )

 

PS/2 の Type 1- J の日本バージョンといえるものです。  
256K キャッシュボードを搭載することが可能です。      
オーバードライブ用ソケットはありません。 

この コンプレックス( CPUボード )は唯一 OSC を高クロックのものに変更することが可能で、 25MHz から 31MHzまで クロックを上げることができます。

基本的には 5580-Y コンプレックスと同じもので、BIOS P/N も同一です。 ボード P/N と FRU P/N そして使用されているOSCが異なります。 ならば 33MHz OSC でも問題ないように思えますが、テストした限りでは 31MHzあたりが安定動作の限界でした。 
( 記憶が定かではないのですがもしかすると上記テストの際にCPUはオリジナルの DX2-25 であったのかもしれません。 )

 

 


  
P/N 07G0460  FUR 95F4299,  80486SX-25MHz. 
   
     
5560-W1, 5580-W0

U5  89F5724
U6  92F1428
U7  ROM P/N 07G0463
U8  CPU LIF Socket
U9  Over Drive Processor Socket
U10  64F8781
U16  89F5415
Y1    50MHz OSC

PS/2 の Type H の日本向け改変版ともいえるCPUボードです。
 i486SX が U8 のメインソケットに搭載されており、  オーバードライブソケット (U9) を備えています。
メモリカウントは W0 と異なりとても速くなっています。 
 L2 キャッシュは省略されていますが、 メモリインターリーブ機能により W0 +L2 キャッシュボード装着時より高速なメモリ I/O であるということのようです。 


 


P/N 07G3153    (修正  2003.05.04 )  
5560-W2(KIT-W2B) 

 "W2" というボードは....あるというのか無いというのか.....。 私の 5560 は "5561-W1B"というラベルに加えて "KIT-W2B"というステッカーが貼られていました。 

KIT-W2B の詳細。
 "P/N 07G3153"というステッカーが U8のボード裏側のシルク印刷位置に貼り付けられており、このステッカーを剥すと W1 のP/N 07G0460 が拝めます。  ボード両端のブルーのロックレバーの 一方に  " MPU Upgrade"というシールが張られています。

初期の 5560-W2x は i486SX25を搭載した 07G046に + ODP50 ( マイクロプロセッサアップグレードオプション ID#06G7015 ) をソケットU9 に搭載した「KIT-W2B 」としてP/N 07G3153 のステッカーを添付した状態で出荷され、 その後  486SX 抜きでU9 に i486DX2-50 を搭載したものに置き換わったものと思われます。

      Louisさんのページに見る U6のバリエーション

" Some Type-2 (92F0079) suffer from an "incompetent DMA-chip", which is P/N 92F1428 at  position U6/GA-M on the card. Working Type-2s 92F0079 have a DMA-chip P/N 10G7808 at U6/GA-M. If U6/GA-M is 10G7808 a Turbochip should work fine. 
The earlier Type-2 use the 92F1428 -  which ends the experiment in odd results  ( permanent  I9990044, 605 FDD errors, permanent 165 errors and inability to read from  FDD). " 

 

要するに U6 に 92F1428 を使用する初期の Type-2 は KINGSTON のTurbochip (Am5x86 QFP )を 使用するとパニクッってしまうということのようです。
しかしながら 5560 "KIT-W2B" あるいは W1 は  92F1428 を搭載していますが以下の組み合わせで 問題なく動作しますのでもしかすると 問題は Turbochip そのものなのかもしれません

    1). DX4ODP-75 + 486SX25 
    2). DX2-66 のみ単体使用 ( 50MHz 動作 ) 
    3). ODPソケットにゲタとの組み合わせによる DX4-100 
    4). ODPソケットにゲタ+am5x86 あるいは Cyrix 5 x86 

外見上は(というか 線画での比較では ) ボードP/N とBIOS P/N を除いて PS/2 Type-2 H との間に大きな違いは見受けられません。

 


最終型 W2 ?  
P/N 54G1538、 FRU P/N 54G1540  
  
5560-W2,5580-W2

U5  89F5724
U6  10G7808
U7  ROM P/N 07G0463
U8  CPU Soket LIF
U9  Solder Pads (ハンダのランドのみ)
U10  64F8781
U16  89F5415
Y1    50MHz OSC

            

5560-W2、5580-W2 共用です。 某SHOPのジャンク箱で見つけました。
487SX2用のソケット U9 が実装されておらず、全体のレイアウトは下記の N ボードと同一ですが、 BIOS は上記W1及び W2 と同じ P/N 70G0463です。 



33MHz系

5560-N  DX2/66 UP Grade Type-B Upgrade 
P/N 35G2951  EC C823688 FRU 35G2765  80486DX2-66MHz
   

         

U5  89F57324 ?
U6  34G3517
U7  ROM P/N 35G2957
U8  CPU LIF Socket (DX/2-66)7
U9  ハンダのランドのみ

U10  64F8781?
U16  89F4514 ? 
Y1    50MHz OSC

Type 2- L のバリエーション ? 

5560最速のCPUボードですが残念ながらシンクロストリーミングデータ転送はサポートしていません。
1992年 9月に投入された モデル 556-N に搭載されたCPUボードで、 DX2-66 UpgradeType-B とも呼ばれるようです。

このボードには オーバードライブ用ソケットはありません。 
W1/W2 で オーバードライブ用ソケットがあった場所にはハンダのランドのみがあります。 
DMA コントローラーは 92F1428 から 35G3517 に変更されています。

このボードには少なくとも2種以上のマイナーバージョン(EC )があると思われます。 66.666 MHzのOSCを取り替える最中にちょうど OSC裏側のパターンにチップ抵抗を持つものとそうでないものがあり、そのいずれも 改変BIOS ROMを使用することで 80MHz のOSCを使用することができました。

このボードは5560 専用で 5580で使うことはできません....たぶん。

 

 


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P/N 79F2458 EC C64430C  
5580-Yxx  Processor complex  

  80-Y 33MHz P/N 79F2458  EC C64430C

 

U1    57F2194 Memory Controller
U13  ROM P/N79F0181 (Same as 60-W0 25MHz)
U79  CPU
U18  78F1659 DATA IFace/Buffer (RAM)
U19  78F1659 DATA IFace/Buffer (RAM)
U27  78F1659  DATA IFace/Buffer (MCA)
U28  90X8134  DMA Controller
Y1    20MHz    ( Local BUS)
Y2    30MHz    ( CPU )

ベースクロックは 33MHz でi486DX-33 を LIFソケット上に搭載します。
256K のL2キャッシュボード(  P/N  79F1294  ECC  63993A  ) がオプションでありますが値段の割にそれほどパフォーマンスは改善されないようです。 
このCPUボードの特徴は....メモリカウウントが 5560-W0同様とても遅い ということでしょう。

図でわかるとおり 80-Y コンプレックスはオーバードライブ用ソケットを持ちません。 
PS/2 TYPE-1の DX2-66 UPGRADE と同じく オーバードライブのハンダランドもありません。 
80-Yの BIOS は EPROMであるのに対し PS/2 Type-1 DX2-66 U/G はFLASH ROM を採用しています。

ボード P/N は 5560-W0 のそれとは異なりますが、基盤上の部品はBIOS P/Nを始めとして全て同一です。 
 唯一明確な違いは ボードに記された P/N および オシレーターだけ と思われます。

CPU upgrade
 
問題なく DX2-66 を使用することができます。 電圧降下用のインターポーザー ( 通称 ゲタ )を 使用すれば DX4-100, am5x86-133 あるいは Cyrix5x86-100 などを使用することも可能です。

 

 

 


DX2-66 アップグレード Type-A 
P/N 66G1088  FRU P/N 66G1106 
 

U1    74F32
U2    74F125D
U3    74F00 
U4    74F04
U6    74F760D
U10,U14-U18   74F244

Y1                    66.666MHz
U5/PA2          59G1883 
U7/DMA32    10G7808 
U9/PGA         DX2-66
U12/PF2        59G1885 
U13/BIOS      P/N 66G1095 

            

メモリカウントはとても速くなっています。 
5560-Nボードと異なりこちらは シンクロストリーミングデータ転送と 2.88MB のFDDをサポートします。
PS/55の日本版 CPUボードの中では最速のものです ( PS/2 そのまんまの 9595 TYPE-4 N あるいは P/Q/Y を除く )。

2020.12.15
現在 手元のCPUボードには P/N 66G1088 EC #66G1106  FRU P/N 66G1106 のシルク印刷があります。 
'94 青本では 型番 66G1087 のみが記載されています。 番号がずれていることが往々にしてあるので線画を描いた時 青本の66G1087 を書き込んだどうかわからんモードです  ^^;


 

 

 

 

 

CPU upgrade
5560-Wxx 25MHz のCPUボードは DX4 クラスのCPUを使用することが可能です。
W1 (KIT W2 を含む) は電圧降下インターポーザーにセットしたAMD5x86を U8、U9 いずれにセットしても動作します。

N モデルは 33MHz 駆動ですので DX4-100はもとより,  AMD あるいは Cyrix などの 5x86クラスを使用すれば 内部100MHzから 133MHzでの動作が可能です。 

5560-Nの場合 CPU ソケット位置がフロントよりになっており FDD部とのセパレーターに阻まれるためファンつきの分厚いヒートシンクを併用することはできません。
ブルーのエアーガイドを正しく使用すれば CPU冷却の問題はほぼ解消されると思います。
それでも不安な場合は AMD am5x86-133 ADZ を選ぶとよいでしょう。 
 

Complex upgrade
60-W0/W1 は W2 もしくは N コンプレックスにアップグレード可能です。 
なお、60-W0を W1/W2に変更するときは元のSIMM 80ns品 を 70ns品に取り換えることと Ref Ver.1.11以上が必要です。

60-W2 はN コンプレックスにアップグレード可能です。  Type-B用のRef Disketteが必要です。

60-W1/W2 の各プロセッサボードを 5580-W のREF/DIAG を用いれば 5580で使用することが可能です。
この場合 60-W1を用いれば 5580-W0 に、 そして60-W2ボードを用いればは5580-W2 に相当することになります。

5580用の"DX2-66 Type A upgrade" は 5560 でも使用可能で、 アップグレードキットに含まれる リファレンス/ダイアグが必要です。

かつて PS/2 Type 4 -N  (DX2-66使用 )を  5560 で試したことがありますが構成を完了することはできませんでした。
 


    
 

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